お茶の博物館
茶問屋 日本茶通販【冠城園】の美味しいお茶 ホーム お問い合わせ 英語版
日本茶博物館

日本茶の審査

 日本の茶業者に携わる人はほとんど、外観、香気、水色、滋味の4種類でお茶を審査しています。日本茶の品評会などでもこの4つの基準でお茶を判断しています。茶の審査には私たちの感覚による審査と機械機具による科学的審査がありますが、一般的には我々の感覚で判断しています。
 外観は茶を審査ぼんに約150g盛って、それぞれの優劣特徴を調べます。
 香気、水色、滋味はサンプルを3gずつ2個の茶わんにはかりいれ、熱湯を注ぎます。
 1個では1―2分後香気を、他の1個は5分後に茶がらをすくいあげて、これにより水色を審査します。
 香気は、茶殻共さじですくいあげ鼻先に近ずけ香りをかぎます。味は煎汁をすくい、舌の上で味わい、飲まないで捨て味の良しあしを調べます。

香気
 好まれる香気は、花香、果香、薬味香、樹脂香、軽い火香、これらがとけあって調和し、清涼な感じの香りが良いとされます。煎茶で好まれる香りはそう快な若芽の香り、軽い花香、火入れによるごく軽い焦香です。

外観
 形状と光沢を調べます。大きさ、締まり、よれ、の有無均一性などを調べます。色艶には原料生葉の栄養状態、製造の上手、下手、摘採時期の適、不適などを調べます。

水色
 些事で茶碗の煎汁を軽く回し、沈殿物をまとめ、見やすくし、液温が下がらないうちに審査します。原料の適否、生葉の取り扱い、加工の良否、変質の程度などが分かります。

滋味
 香りとともに、味はお茶の重要な品質です。うま味の有無、そう快味、濃度、甘み、うま味と渋味、苦味の調和などが大切です。


はじめに日本茶の起源江戸時代明治時代戦前戦後日本茶の種類日本茶の生産地
製茶日本茶の審査日本茶の流通日本茶の消費色々な日本茶お茶の成分お茶と科学
新しいお茶お茶を美味しく飲む方法日本茶の貿易日本茶関係文献