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急須でお茶をいれることは簡単です。でも、お茶の味と香りを存分に楽しむために、ちょっとした基本やコツは知っておいて損はありません。いつもと同じ茶葉を使っていても、いれ方ひとつでぐんとおいしくなります。
一番のコツは「おいしくなれ!」という気持ちでいれること、でしょうか。
茶葉の量 一 急須に茶葉をいれます
茶葉の量は、人数に応じて、急須の底が隠れるくらいか小山盛りくらいを目安にします。濃くなりすぎない範囲で、少し多めにするのがコツです。いつも使う急須や茶缶のフタでおいしくはいる基本の量を覚えましょう。

二 大切なのはお湯の温度
お湯は十分に沸騰させてカルキ臭を飛ばしましょう。ほうじ茶や玄米茶は、熱湯でいれて香りを楽しむように。高級煎茶は低めの温度でじっくりいれると、甘みと旨みが引き立ちます。ポットのお湯を人数分の湯呑みに注いで急須に移せば、ちょうど適温(約70℃)です。玉露の場合は湯冷ましを2回にして(約60℃)、特有の甘みととろみを引き出します。
ほうじ茶、玄米茶:熱湯、高級煎茶:70度、玉露:60度
抽出時間 三 おいしくなるのを待って
抽出時間はお湯の温度が低めなら長く、高めならさっとにするのが基本です。目安はほうじ茶で30秒、煎茶で60秒、玉露で2〜3分。急須のフタを開けると茶葉が開きだしたのが確認できます。それから湯呑みに少量を注ぎ水色で判断します。
四 最後の一滴まで注ぎます
注ぐときは、ひと息ではなく少量ずつ注ぎ分けます。湯呑みが複数なら交互に往復して、均等な濃さになるように。急須のフタの穴を注ぎ口の方向に合わせると空気圧が逃げて注ぎやすくなります。急須のフタを押さえよく傾けて、最後の一滴まで注ぎきりましょう。二煎目をおいしくいれるためにも大切なポイントです。
最後一滴まで注ぎます
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