本品は平成27年9月16日、岐阜県揖斐川町健康広場にて行われた、第68回関西茶品評会手摘み煎茶部門で、入賞した茶です。
本年は、煎茶は292点出品され、当社は社長が参加し入賞茶を23年連続落札いたしました。三重県多気郡大台町、大台茶業組合が手塩にかけて生産した、一等入賞茶に負けないくらい、おいしい、すばらしい茶です。

品評会出品茶は生産家の名誉をかけて、特別の配慮の元に、土作りから始まります。
土に有機肥料を入れて2年、土が豊かになるのをみはからって挿し木をします。
その後約3年茶の木を慈しみ育て、伸び盛りの若芽となった年に初めて摘まれます。日本茶は鮮度を大切にします。ベテランの手摘み人が十数人で短時間で摘みすぐに蒸され、手もみ名人によって手揉みしながら乾燥されます。
この作業を繰り返して黒光りする針の様に細く長い茶が出来上がります。
その茶は、香り、形状、滋味、水色の4点から審査されます。満点は200点。本品は4点ともに高位点(149点)の入賞茶です。65度位のぬるめの湯温で出してください。手揉み茶独特の澄んだ山吹色の水色、甘く濃いあとくち、爽やかな茶本来の香り、ほんの一口で満足感が広がります。喫茶の至福ここにあり。